白無垢・和装撮影の拘り / trickster wedding blog

今回のエントリーでは、白無垢の撮影後の写真の後処理の重要性に関して記載してみたいと思います。


結婚式の当日スナップ撮影の写真は、大体の写真が暗めなのですが、それには理由があります。

それはなぜかというと、白無垢やウエディングドレスは白いので、単純に明るくすると、白飛びを起こしてしまい、全体的にパッと明るくするには、明るさの部分的な処理が必要だからです。

具体的に言うと、暗い部分は上げて、明るくなりすぎた部分は下げていく処理が必要です。

こちらをご覧ください。

こちらは美しく後処理で色補正、明るさ補正をされた写真ですが、もとの写真はこんな感じでした。


ウエディング当日スナップではよく見るような写真ですね。


ご覧の通り、撮影した状態では曇っており、時間も午後5時くらいだったので薄暗さが目立ちます。

さらに、綿帽子を被っているので顔に影ができており暗くなっています。

ただ、白無垢の打掛の部分「だけ」を見ると、模様も綺麗に見えており、大きな問題はありません。


ここから色補正をしていくわけですが、顔をはじめ暗くなっている部分だけの明るさを上げたりして、部分的に補正をしなければならないため、膨大な写真を編集していく当日スナップでは、非常に手間がかかります。

参考までに、顔だけに明るさを合わせて処理をしたものがこちらです。




ただ明るくはなりましたが、白が完全に飛んでおり、残念な仕上がりですね。

ぱっと見の印象は悪くは無いかと思いますが、1枚との差は歴然です。


この例からもお分かりいただけるかと思いますが、後処理で写真は全然変わります。

もちろんどう撮影するか、という部分もかなり大きいですが、どう処理するかという事が加わり、はじめて素晴らしい写真になります。


当日の写真をただのスナップフォトではなく、美しいドキュメント作品のように残したいという方は是非お問い合わせ下さい。

全力でお二人のために撮影させて頂きます。

ご連絡お待ちしております!

taken by 梅田厚樹 / trickser photography

sony ILCE-7S / carl zeiss batis 85mm / SEL1635Z

撮影料金:128000円〜

撮影依頼はこちから www.tricksterphotography.com

trickster wedding blog / ウェディングフォトグラファーの美しい撮影記録

モダンでおしゃれなセンスを持つウェディングフォトグラファー、梅田厚樹による結婚式撮影レポート。 持ち込みカメラマンとして、様々な会場での撮影レポートや、撮影に対する拘りを書いています。