ウエディングドレスの白飛びをさせない事の重要性 / 美しい白を表現する

自分が重要視していることの一つに、


白色を飛ばさない(白飛びさせない)


ということがあります。


ウエディングドレスは、ドレスのほとんどが白色なので、白飛びさせないように普通に撮ると、全体的に暗めの写真になってしまいます。


顔色を明るくしつつ、ドレスの白も繊細に表現しようとすると、撮ったままの状態だと無理なので、1枚1枚丁寧に、部分的に処理をしなければならず、1000枚を超えるウエディング写真の全てをやるとなると、膨大な手間と時間がかかってしまうんですね。


基本的には自分は全ての写真に対して、絶対にドレスの白飛びをさせず、かつ顔色を明るく綺麗になるように調節しています。


今年の振り返り投稿をしようと思って写真を探していたら、この素敵な写真を見つけて、ふとこんなことを思いましたので思わず書いてみました。


エスカレーターに座る花嫁。 


とても披露宴当日に撮ったとは思えないですね!笑 

(ちなみにエスカレーターはちゃんと止まっていますよ)



こちらは椿山荘の挙式中に、お支度後の3分くらいの時間の中で撮った写真。

ご覧の通り逆光の中ですし、ウエディングドレスも白、ブーケも白、ヴェールも白と、ほぼ白要素で埋め尽くされた写真ですが、見事に美しい白が表現されております。

なのに、本来暗くなるはずの顔色もパッと明るく、とっても素敵な写真に仕上がりました。

もちろん美しく斜めからライティングをしていますし、撮るときの要素も重要なのですが、緻密な後処理も、この写真を作り上げる大きな要素となります。

撮影時間は、3分程度なんですけどね!笑




梅田厚樹 / trickser photography

日々インスタグラム更新しております。是非ご覧ください。

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撮影料金:128000円〜

当日後撮りロケーションフォト 40000円

撮影依頼はこちから http://www.tricksterphotography.com

trickster wedding blog / ウェディングフォトグラファーの美しい撮影記録

モダンでおしゃれなセンスを持つウェディングフォトグラファー、梅田厚樹による結婚式撮影レポート。 持ち込みカメラマンとして、様々な会場での撮影レポートや、撮影に対する拘りを書いています。